積立投資を検討中のあなたのために
海外積立投資という選択肢もある
海外積立投資の魅力
ここでいう海外積立投資は、外国籍のファンドで、日本の金融庁には登録していないため、日本では販売されていない商品です。では、この海外積立投資の魅力は何でしょうか?
まず、日本経済は今、きわめて円安が進行しやすい状態にあります。
黒田東彦氏が日銀総裁就任し「量的・質的緩和」を打ち出したことで、長期金利は当面、低位で安定し、円安が進行しやすい状態にあります。
また、仮に日銀が財政ファイナンスをしているとみなされて国債価格が急落しても円安となるでしょう。
いわゆる「良い円安」と「悪い円安」の違いはありますが、われわれ投資家にとって円安は円安であり、海外投資に追い風であることは間違いありません。
一方、円安は企業業績を回復させ、財政赤字の縮小に貢献します。
超円安で企業が10倍儲かるようになれば、単純計算で法人税収も10倍になります。
日本の企業は収益性において世界の劣等生ですから、いまの10倍、100倍の利益を上げるのはそう難しいことではありません。単に、グローバル・スタンダード並に儲ければいいだけの話なのです。
11年度の国の法人税収は約8兆円ですから、10倍だと80兆円です。8兆円の税収が80兆円となれば72兆円の増収ですから、11年度の赤字(44兆円)は解消され黒字化します。消費勢も上げる必要がないということです。
もちろん円を外貨に替えておくだけでも円安のメリットは享受できますが、せっかくなら同時に優秀なファンドに積立投資をして運用益を稼ぐことで、二重のメリットを享受できます。
たとえば海外積立投資の代表的商品であるハンサード社の「アスパイア」という商品を見てみましょう。
ハンサードのアスパイアは、世界中の厳選された100本以上の優良ファンドの中から、自分の目的に応じたリスク度合いのファンドを何本でも購入することができます。「アスパイア」という商品はこれらのファンドを入れるためのいわば〝箱〟です。
海外ファンドというと富裕層向けのイメージが強いですが、積立金額は意外と小額からできます。この商品の場合、最低投資単位は月々150ポンド(約2万円)から。総額は50ポンド(約6500円)単位。24カ月の初期ユニット期間経過後に積み立てた分は、自由に現金に戻せます。
クレジットカード決済、銀行引き落とし、いずれも可能。初期コストはかかりますが、国内投資信託より信託報酬等の維持手数料が安いのが魅力です。この結果、手数料は日本の投資信託などと比べると安くなっています。
名前を聞いたこともない金融機関にお金を預けるのは不安を感じる方もいるでしょうが、ハンサードは世界的には実は名の知れた企業。1970年に英国で設立された、40年以上の歴史を誇る投資会社です。グループのホールディングカンパニーであるハンサード・グローバルPlcは、2006年にロンドン証券取引所に上場。07年よりFTSE250銘柄に採用されています。
拠点はオフショア金融センターであるマン島。マン島は手厚い投資家保護、国際基準の徹底で知られ、優れた法制度を備えた国際金融センターです。マン島政府はAAAの格付けを取得しており、仮に金融機関が倒産しても、マン島政府が顧客資産の90%を保証します。
注目すべきはそのパフォーマンスの良さです。100種類ものファンドを紹介することはできませんが、一例としてASEAN諸国の株式に投資するファンドを挙げると、グラフのようなパフォーマンスを残しています。
サブプライムショックで急落したのはどのファンドにも共通しますが、その後3年間に123.91%上昇し、5年騰落率でも20.12%上昇しています。
欧州危機が襲ったこの3カ月でも5.35%上昇、今年に入っても4.86%上昇しています。
これには以下のような理由が考えられます。理由はいろいろありますが、決定的なのは日本の運用会社の旧態依然とした運用体制です。
| 1) 日本の運用会社の運用は、組織単位、チーム単位で行われます。合議制で、ファンドマネジャーは上司にも報告しなければなりません。これは海外ファンドが個人名で運用されるのと大きく違います。 日本のファンドマネジャーは、利益成長率、バリュー、配当利回りなどのものさしでふるいにかけ、客観的に大丈夫という定量的判断を下します。「おれはこの銘柄に何かキラリと光るものを感じるんだ」とドラマのようなことを言っていると、運用の一線から外されます。 |
| 2) 流動性確保という機関投資家特有の事情もあります。どれだけ成長期待の高い銘柄を見つけても、時価総額が50億円の銘柄であれば、100億円の資産を投じることはできません。買い気配になって値がつきませんし、よしんば買えたとしても売るときにそれだけの資金を吸収できる買い手が見つかりません。売るに売れず、自ら株価を暴落させかねません。売りたい時に売れる。これは、機関投資家が銘柄を選ぶ際に絶対に外せない評価基準です。つまり、時価総額が大きく、自分たちが売買してもマーケットが壊れないような大型株が中心になります。主力組み入れ銘柄が誰でも知っている主力株になるのは、こうした背景があります。 |
| 3) 運用が失敗したときのいいわけにも都合がよい、つまり説明責任を果たす際に有効です。トヨタ自動車に投資してダメなら投資家もあきらめてくれますし、上司も文句は言いません。手あかのついていない無名の株を有望株だと押し通し、万一外したら「銘柄選びにミスった」という汚点を残します。独立した年棒制のファンドマネジャーならいざ知らず、サラリーマンのファンドマネジャーなら出世に響きます。運用担当者が系列金融機関からの出向者なら、なおさら冒険はしません。かくして一寸法師の背比べ。見掛けこそバラエティに富んでいますが、金太郎あめのファンドが増産されます。 |
日本に居ながらして海外積立投資をする
パフォーマンスの良い海外積立商品は、実は日本に居ながらして購入することができます。国内の投資助言業者のアドバイスを受けて、直接、運用会社に申し込むことが可能です。
あまり馴染みのない業界なので、業者選びが重要なポイントになります。無登録の違法業者などに関わらないことがとても重要です。
(注)現状、日本居住者はフレンズプロビデントを買えません
(注)また、ロイヤルロンドンは保険機能がついているので日本居住者は買えません。